プロジェクト

STORY 001

「ホッとトライアングルを築く 理(ことわり)の家」

今回のお客様は川崎市にお住まいのH様。ご家族はご夫婦とお子様の3人家族。
 
社宅住まいで期限があること、お子様が生まれ家族が増えたことをきっかけに新しいお住まい探しを始められました。ご夫婦ともに一戸建てで育ったため、
マンションという選択肢はなく、建築家と共に注文住宅を建てたいというご希望でまずは土地探しからのスタートしました。
 
当初は街区がきれいに整った横浜市青葉区あたりを探しておられましたが、なかなか条件に見合った土地がなく、探すエリアを変えて色々な街を見て回り、
最終的には相鉄線沿線に絞り込まれていきました。 横浜と海老名をつなぐ相鉄線は近い将来、JR線・東横線との乗り入れが計画されている注目の路線です。
その沿線の横浜市旭区にある「希望ヶ丘」駅からの徒歩圏でようやく希望に叶った土地が見つかりました。
 
その土地は何と「旗竿地+三角形」といった変形地。旗竿部分は駐車場スペースになっているので、家を建てるのは三角形部分。
三角形の土地は一般的にはプランニングがしづらそうに思えますが、こちらには強い味方、どんな土地でもその良さを引き出してくれる 建築家がいます!
それに変形地だからこそ、整形地と比べると安く購入できるメリットもあるんです。 
 
また、その土地は形以外は好条件がそろっていました。現地からは富士山を眺めることができ、隣には公園が広がっていて緑を借景することができます。
土地の形さえ克服することができれば、とても贅沢な立地なのでした。
 
この物件の設計を手がけたのはHAKの秋田憲二さんです。三角形という土地の弱点をしっかりと克服して、立地の好条件を最大限に引き出したプランを
考えて頂きました。

種別建築条件なし売地
所在地横浜市旭区
交通相鉄線「希望が丘」駅
土地面積163.44m²
権利所有権
用途地域第一種低層住居専用地域
株式会社エイチエイケイ
秋田 憲二 Kenji Akita

心地よい居場所をつくること。
住まいにとって大切なのは、広さを確保することではなく、心地よい居場所が存在することです。

心地よい居場所がどれだけあるかが、豊かな住まいのバロメーターであり、今回のような不整形住宅や狭小住宅では、あちこちにそのような居場所を
設けないと、使い勝手がよかったとしても魅力ある住まいとはならないでしょう。

心地よい居場所をつくるために重要なことはまずは動線と視線です。内部・外部共に回遊できる動線を設けることで、ストレスフリーな感覚を与え、
その移動しやすさや動線の楽しさが、暮らしの中にダイレクトにつながることになります。そして、その動線と視線の先々に様々な居場所をつくること
が大切になります。

また、今回のような素晴らしい外部環境をもつ住まいにとって大切なことは、開口部(窓)のあり方になります。
住まいは、外部とかかわること、外部を取り入れることで生き生きとします。

ファミリールームやファミリーラウンジ等の諸室の配置から、視線の抜け等による家族間のコミュニケーションの創出、家具はもとより窓の大きさ、位置
といった些細なディテールまでに配慮した住まいを提案していきます。

Photo.石田 篤